静岡市の社会保険労務士事務所。助成金、給与計算、就業規則なら河合優一郎社会保険労務士事務所。元SEであり、元ソフト開発会社の人事担当者です。

5.管理監督者の時間外労働・深夜労働と割増賃金

管理監督者の労働時間
労働基準法では、「事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者」(以下「管理監督者」という。)は、労働時間、休憩及び休日の保護対象から除外されており、1日8時間、週40時間という法定労働時間は管理監督者には適用されないこととなっています。【労働基準法第41条第2号】(年次有給休暇や深夜業の規定は適用されます。)

管理監督者とは
管理監督者とは、「一般的には部長、工場長等労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある人のことであり、名称にとらわれず実態に即して判断すべきもの」とされています。
職制上の役付者であればすべてが管理監督者とは限りません。職制上の役付者のうち、労働時間、休憩、休日の規制を超えて活動することが要求されざるを得ない重要な職務と責任を有し、現実の勤務態様も規制になじまないような立場にある人に限り、適用の除外が認められるものです。
一般的に企業では、職位と資格とによって人事管理が行われている場合がありますが、管理監督者の範囲を決めるに当たっては、資格及び職位の名称にとらわれることなく、職務内容、責任と権限、勤務態様に着目する必要があります。
管理監督者の時間外労働・休日労働及び深夜労働と割増賃金
管理監督者に対しては、時間外労働・休日労働に対する割増賃金の支払義務はありません。一方、深夜業の規定については、適用が除外されませんので、深夜時間についての割増賃金は支払義務があります。