静岡市の社会保険労務士事務所。助成金、給与計算、就業規則なら河合優一郎社会保険労務士事務所。元SEであり、元ソフト開発会社の人事担当者です。

退職して社会保険労務士を選んだ理由(1/3)

最初に私がいた当時の会社の実態を書こうと思います。会社の内部はこのような感じでした。

リストラ宣告部屋

その当時の会社は、大規模なリストラを行っていました。私が人事に異動してその動きはすぐにキャッチできました。「追い出し部屋」というのがあるとかないとか巷で聞きますが、私の会社では「リストラ宣告部屋」がありました。部屋は応接ソファーセットが入るくらい狭いスペースで窓などはありませんでした。ソファーに座り、向き合う間に置かれた机には無造作にティッシュ箱が1つ置いてありました。そこの部屋を使ってリストラ対象者に「戦力外」を伝えるのです。本人1人に対して人事が2人の1対2の対応が通常でした。「君が活躍できるようなフィールドはこの会社にはもうない」この部屋でこのようなことを伝えていきます。

「成果主義」という名のコスト削減、新人事制度はコスト削減マシーン

そしてもう一つが「成果主義」という名のコスト削減の実施。私には今でもこの賃金制度の理論がわからないのですが、上司の説明は「とにかくこれからは成果主義だから」とのこと。そして時間管理はみなし労働制の導入。終業時刻定時に帰った人も会社のためにがんばって遅くまで働いた人も給与額は同じ。数時間の残業はつくのですが、労使協定で決まったみなし残業時間は、人事の提示した一方的な時間で決まり、何の話し合いもありません。そして、どこかのコンサルタント会社から売り込まれた考課制度を採り入れましたが、これもうまく機能しておらず、特に優秀な人材から成果主義、みなし労働時間、考課制度についての不満の声が上がっていました(因みにこの成果主義賃金制度は、後に労基署の是正勧告を受けたそうです)。

社内の雰囲気はとても悪い

人事のリストラの噂は広まり社内の雰囲気は一層悪くなりました。また新人事制度については従業員は人事部に対して、質問や意見を言いにくい状況でした。人事部が本当のことを説明してくれるなんて信用されていなかったと思います。また、会社への「不満分子」として目立ちなくなかったのも当然あったと思います。

2ちゃんねるに会社の不満スレッドが立つ!

暫くして、従業員が2ちゃんねるにスレッドを立ててそこで不満を書くようになりました。一部は根も葉もない記事がありましたが、正しく状況をつかんで冷静に酷評している記事も中にはありました。的を得ている批判です。

2ちゃんねるに人事部もコメント、はぐらかし作戦

その記事をはぐらかす、または火消に回るかのようなコメントを人事部が匿名で2ちゃんねるを利用して掲載したり。「2ちゃんねるの火消が俺の仕事だ!」と名乗る人も人事部の中にいたり。うまく火消ができたら、上司に褒められるために報告する。そんな変な人もいました。今考えても人事部の仕事の本質から逸脱しています。

続き 人事部長は偉大なYesマン!・・・部長そりゃないだろうー!